好みの本。 こういう一見地味で、知識も得られる本が非常に好きである。 読書は、主に通勤時間中に行うが、疲れ果てている時に、怒りや対立を煽るような(ジャーナリストっぽい)本を読むのは苦痛で仕方ない。静かに楽しく読める本を私は好む。さらにこの本では「風刺画」を駆使していて、臨場感溢れる当時の状況が分かる。悲惨すぎる第一次世界大戦の歴史を改めて感じることができる。 それにしても、第一次世界大戦というのは、セビリアvs.オーストリア=ハンガリーの局地戦と思われたが、フランス、ロシア、イギリスなどとの関係もあり、戦線が拡大していく。正直、そこまでやる意味あるのか?という激しい戦いが続く。 普仏戦争で敗れ…