総務省の無線従事者資格のひとつ。略して4アマ。アマチュア無線を行うのに最低限必要な資格。年齢に関係なく誰でも受験できる。平成18年度時点での免許取得者数はおよそ300万人で、全アマチュア免許取得者の約92%を占めている。取得には国家試験の合格のほか、養成課程講習会を受講し修了する手段があるが、難易度としては中学校の理科ぐらい。その気があれば小学生でも取得できる程度。他のアマチュア無線資格と異なり、取得にあたりモールス符号の知識を問われない。(裏を返せばモールス符号による通信はできない。)しかし、無線設備の設置条件や各自のスキル次第で、国際的な交信など、さまざまな可能性がある。かつては電話級アマチュア無線技士と呼ばれていた。
第3級アマチュア無線技士以上の資格はもちろんのこと、多くのプロ用の無線従事者の資格がこの資格の効力を含んでいる。(特殊無線技士の各資格ではアマチュア無線はできない。)
国家試験は日本無線協会、講習会は日本アマチュア無線振興協会が行い、免許は各地方総合通信局長が発給する。他のアマチュア無線技士免許と同様に、有効年限はなく生涯有効である。