筑波大学附属小学校は、東京大学が、字義通りの「名門」かどうかはともかく、国立付属小の東大といわれる「名門」なんだそうである。 地下鉄茗荷谷駅の近くにある学校で、年に数回の研究発表会を開く。全国から熱心な先生方が集まって、授業を「参観」し「協議」する。児童の方も、6年生なら、12回以上も研究会の場数を踏んでいる。みんなお利口さんで、どんな授業でも、うまく理解して、発言も要領がいい。手慣れたものである。あれは、公立小学校の手本にはならない。 授業前に数人の6年生と話した。察するところ、家庭は裕福なようだ。お受験のために幼稚園から塾に通って、入学後も、家庭教師を使ったり、大手の学習塾に通い続けている…