加茂部・高幡地区の広大な農地に建つ立派な石碑。このあたりのほ場整備事業の完成を記念したものだ。 内容を記す 加波の北野潤い恵む 茨城県知事 竹内藤男書 岩瀬東部地区土地改良事業竣工之碑 本地区は、岩瀬町の東部紫峰加波山の北麓に位置して、一級河川筑輪川沿いに拓けた純農村である。農地は概ね、山間地帯と平坦地に区分され、山間地帯は六つの谷津田に分かれており、水源は各谷間の湧水に依存し、平坦地の水源としては、筑輪川を堰止めて、昭和二十六年七月筑輪堰土地改良区設立により、組合員百六十三名、受益面積四十八haを潤し、その一部は区域外の月山寺まで導水していたが、月日の経過とともに堰の破損、水路の漏水甚だしく…