子供は褒めて伸ばすという。人は誰でも、褒められたい存在だから、まして素直な子供のころは、褒められたくて仕方がない。 安直な誉め言葉は、子供とはいえ、相手に見透かされる。しかし、褒められた当人からしたら、見透かしても、やはり褒められたのだから、何割かは嬉しい。褒めることは、褒める側にも、褒められた側にも、プラスに働く。みんなハッピーである。 たとえば、物事の批評は、褒めることが第一で、けなす必要はない。けなすより無視すればいい。無視が一番強烈な否定であって、わざわざ、まな板に置くまでもない。 誉め言葉は、とりわけ教育現場では大切で、ほとんどこの一手しかないくらいである。否定的な言動は厳に慎まなけ…