図書館でかりたまま、返却日のせまっていた、米原万里さんの「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」を読んだ。 彼女の文章のうまさと、軽快なリズムのある文章ではあるけれど、1960年~1990年代、あるいはそのあとも続く、東ヨーロッパ、中央ヨーロッパの中を生き抜いていった共産主義活動者の子女たちのストーリーが、厳しい歴史を教えてくれる。 今年になってから、米原万里さんの本に出合った。日英通訳の勉強をしている私に、東欧通の友人が万里さんの本を薦めてくれた。最初に「不実な美女か貞淑な醜女か」を読んで、あまりの面白さにすっかり惚れてしまった。 こんなに素敵な人が、すでに亡くなってしまっていたなんて、、、、、。残…