世界三大信用格付け会社の一つであるムーディーズが、米国の信用格付けを引き下げました。 ムーディーズは2023年11月に、米国の格付け見通しを「ポジティブ」から「ネガティブ」に変更していましたが、その見通し変更から1年半後の2025年5月17日、ついに米国の格付けを最高位の「Aaa」から、その一段下である「Aa1」へと引き下げました。 今回の格下げは、米国債の金利、不動産価格、米国株式市場に広範な影響を与えると考えられます。 まず、米国債にはリスクプレミアムが追加で織り込まれるため、金利がさらに上昇する要因となります。 国債金利の上昇は、米国株式や不動産市場にも悪影響を及ぼす可能性が高いです。 …