1937年生まれ。作家。愛媛県西条市生まれ。 高校を1年で中退。 作家・由紀しげ子が亡くなった際、筑摩書房が遺品を整理中、由紀に私淑して送られてきた原稿「旅の重さ」を発見。作者不明のまま、刊行され、ベストセラーとなり、また、映画化もされた。 著者は刊行後に、知人からの連絡で、初めて自分の作品が出版されていることを知り、名乗りでた。 その他の作品に「パーマネントブルー」「大地の子守歌」「鬼の子ろろ」「さよならのサーカス」「鳥女」等。
★★★★☆ あらすじ 山育ちの少女は、育ての老婆の死後、騙されて島の売春宿に売り飛ばされてしまう。 感想 主人公の少女は、登場からして強烈だった。獲物のうさぎを手に持ち、すごい勢いで野山を駆け下りてくる。言葉も荒く、なかなかの野生児感だった。とはいえそんな彼女もまだ幼い少女。育ての老婆が死んで孤児になったところを、やってきた優しい女衒に騙されて島に売り飛ばされてしまう。 しかし別に借金があるわけでもなかったので、本当にただ騙されただけ、というのがひどい。孤児になるとこういうことは日常茶飯事だったのか。まだ百年も経たない昔に、こんな事が普通に行われていたとは恐ろしい。この感じではまだまだこういう…
17日の夜、地震。すこし長く感じたけれど、震度3か4ぐらい。震源地どこだろうとテレビつけたら愛媛南予、高知西部。宇和島から宿毛のあたりが震度6とか5とか。遅いし、兄の電話はつながるかわかんないし、と思っていたら、息子から安否心配のメール。 大丈夫よ。あの人たちは、いのちさえあれば、壊れて困るものも、失って困るものもなんにも持ってない。最強の人たちだから。兄上におかれましては、仮に避難所暮らしでも、食べるものあれば、むしろありがたい話だわ。 などと返事していたら、兄から無事の電話。上の叔父の壊れかかった市営住宅が無事なら、まず無事。津波もないなら。4年前の父が亡くなる前の局地風のほうが凄かったか…
お店を何年もやっていると、結構お客様の忘れ物が多いものです 定番は、ハンドタオルと傘ですが、今週はこんな忘れ物 家に戻って、いつものように一緒に寝ようとして、いないのに気がつき泣いたりしていないかしら。このワンちゃんもなんだか寂しそうです、きっと来週のお休みには迎えにきてくれるからねー そして、なんと本物のワンちゃんも、、、 いつも散歩の時に寄ってくれるゆうたろうくんですが、ある事情で、1日ぼちぼち堂で待ちぼうけです ぼちぼち堂は犬猫カフェではありませんが、やむない事情で、うちの秘密調査員の(キャットフード)で(ほぼ)大人しくしていました。 今日の本のご紹介は、このところ大著がつづいたので、普…