参議院は各都道府県に最低2名の定員を割り振る必要があるので、どうしても一票の格差は発生してしまいます。 格差を是正するためには、比例代表選出議員の割合を減らして選挙区選出議員の割合を増やすか、都道府県の枠を超えた選挙区の設定を行うしかありません。 後者は2016年に鳥取と島根、徳島と高知でそれぞれ合区が行われて実現しましたが、他県の候補を選ぶことに抵抗感がある人も多いようです。将来的には道州制を施行し、道州ごとに選挙区を設定すれば一票の格差の縮小につながるとは思います。 ですが、実現は困難でしょう。 明治以来多少の変動はありましたが、47の行政区画という枠組みが維持されているので、それぞれの都…