くつやさんとおばけ 作・いわさきさとこ 寂れたシャッター通りの 商店街にある靴屋さん そろそろお店とたたんだ方が 良いかもしれないと考えておりました。 そんなある日、珍しいお客さんがやってきました。 振り返ると、ちょうちん小僧が!? 靴屋さんは驚いて一旦は逃げ出したものの 話を聞いてあげ、足が痛いという、 ちょうちん小僧に合う靴を履かせてあげました。 すると噂を聞きつけた他のおばけたちが 靴屋さんに足の悩みを聞いてもらいに 次々訪れました。 おばけはお金を持っていないので お金は払ってくれません。 靴屋さんはどうするのでしょうか? おばけ相手に商売していても 儲からない靴屋さんはどうなるのでし…