時空を超えてCAMONICAから縄文末期の奈良盆地へ、ゴルゴンを神とする部族は降り立ちました。一つ一つ両者の「形而下の石」を突き合わせていきます。その中で、前章で見落としていた「銅鐸のルーツと意味」が浮き彫りになります。 仕事に追われて忙しかった7年前、奈良五條・念仏寺「陀陀堂の鬼はしり」(参照) が無性に見たくなり、仕事を押し付けるように人に任せ出かけました。奈良五条と明日香も立ち寄りたかったので調べる中で、唐古・鍵遺跡の壺絵をモデルにした建築物が何故か気になりました。そこで鬼走りの前日に立ち寄ることにしました。環濠の遺跡はただただ更地が広がるばかりで、ぽつりと池のほとりに簡素な建築物がある…