昨日に気分転換のためにアンリ・トロワイヤの「クレモ二エール事件」を手に してみることにしました。読みすすめることができるかなと思ったのですが、 読みやすくて、しかも面白くめでたく最後のページにたどりつくことができました。 そんなわけで、小笠原豊樹訳 トロワイヤ三部作(装丁が同じで、いかにも連作 のような雰囲気があるものですから、そう記するのですが、もちろん作者がそれを 意図したものではありませんです。)の、次の作品を読んでみることにです。 アンリ・トロワイヤという作家は、日本では伝記作家として良く知られていま して、中央公論社などからかなり翻訳がでているのですが、もちろん最初は普通の 小説を書…