Story ◇公演にあたって 三島由紀夫 作の『近代能楽集』の中でも今回は「綾の鼓」「班女」「弱法師」の三演目を同時上演。いずれも同盟の謡歌に取材し、能の劇的な時間・空間の象徴的処理を取り入れながら、時代を敗戦後に置き換え、人物や台詞を現代化しており、三島独自の美的主題が端的に表現されている。(演出 倉迫康史) 公演概要 ◇作・演出 作:三島由紀夫 演出:倉迫康史(Ort-d.d) ◇演出家プロフィール 1969年生、宮崎出身。92年、早稲田大学政経学部卒業後、演出家を志す。Ort-d.d全ての公演の演出を手がけるほか、ク・ナウカ『わが友ヒットラー』や宮崎県オペラ協会『カルメン』など外部演出も…