日本のジャズは、きれいな女の人ばかりが歌っていると、あるいは、色気のあるジャケットだらけというようなイメージがありました。今も中高年の人が、女性のジャズヴォーカリストを支えています。そのこと自体は、よいことだとは思います。 地下アイドルと似たような構造をみます。いつから日本のジャズヴォーカリストっていうのは、女性ばかりになってしまったのでしょうか。男性の名前が出るのは、わずかです。 美人ということで、阿川泰子さんほか、ノリがよいということで、笠井紀美子さん。例外的に、綾戸智恵さんのような迫力のある人もいたのです。とは言え、かなり稀少の存在でした。