縄文文化・文明に関心を持つ方は、近代・現代文明に行き詰まりを感じ、縄文人の自然と調和した「持続可能な」「持続的発展可能な」生き方や社会のあり方、階級・男女・老若の格差がなく互いに助け合う共同体社会、個性的で豊かな力強い芸術、自然・生命を大事にする思想・宗教などにあこがれ、これからの社会モデルとして考える人が多いのではないでしょうか? 私の縄文研究は、スサノオ・大国主建国論から入ったため、スサノオ・大国主一族の氏族社会・部族社会の「霊(ひ:祖先霊)信仰」や「海人族の米鉄交易」「鉄先鋤による水利水田稲作」などから遡って縄文社会を分析し、縄文人の霊(ひ)信仰や海人族の海洋交易や母系制社会の妻問夫招婚…