こんにちは。Larkです。 本日も耐震設計です。前回までの記事で、許容応力度計算(地震力の算出)、層間変形角、剛心率、偏心率による壁バランスの確認と構造計算書を読んで中身を確認してきましたが、今回はその先になります。構造計算ではいわゆる「ルート2」で完了しており、保有水平耐力の確認までいきません。 所謂許容応力度計算では、Coの0.2倍(基準法ベース)、耐震等級3で×1.5倍した加振力に耐えられるか?を確認してきた訳ですが、これは「中規模地震に損傷しないで耐えられるか=弾性範囲内で耐えられるか≒繰返し耐えられるか」を意味しています。これに対して、保有水平耐力計算は「大規模地震(Co×1)で損傷…