今日は職場の作業場で、壁紙を張る前のパテ塗りの練習をした時のお話です。パテ塗りは壁紙をきれいに仕上げるための重要な工程で、壁の凹凸をなくし、平滑な面を作る役割があります。壁紙の仕上がりを左右するため、職人としては欠かせない技術の一つです。 パテ塗りを学ぶまでの道のり 上司のモハメドさんによると、職人の世界ではパテ塗りをすぐに教えてもらえるわけではなく、通常は1年以上経ってから習得できる技術だそうです。最初の1年は、ひたすら古い壁紙をはがす作業や掃除、下準備を担当し、実際に塗る機会はなかなか与えられないのだとか。 この段階を「見習い期間」とも呼び、技術を学ぶだけでなく、作業場の環境に慣れ、職人と…