4回目のテーマは、Uビジョン研究所が認証・評価事業を通して考察した、施設内虐待に関わる社会的な発生要因と対策です。 『Uビジョン報告書』(『認証・評価機関から見た特別養護老人ホームの虐待事案における発生要因の分析と対策・考察~2022年9月~2023年12月までにメディアで報道された27件の虐待事案から~』(2024年3月)では、発生要因として、①職員配置基準の低さ、②安全最優先という考え方、③職員教育体制の不備、④経営者・管理者の社会的使命感の欠如、⑤監査実施率の低さ、をあげています(なおこれらの文言は、『Uビジョン報告書』の文章を副田がまとめて表現したものです)。 ①職員配置基準の低さ、に…