今回は再び百済の第21代王「蓋鹵王(がいろおう、かふろおう)」、そして新たに第18代・腆支王(てんしおう)、そして2人の王にまつわる倭国との関係を紹介する。下記の流れにて紹介していく。 ・蓋鹵王こと余慶の中国への遣使・蓋鹵王と昆支と武寧王の関係・武寧王とその太子・淳陀と倭国の関係・かそり郷と軍君・腆支王(てんしおう)・大姓八族と解氏(だいせいはちぞくとかいし)・考察~加須利君はカソリックか~・まとめ ■蓋鹵王こと余慶の中国への遣使百済の第21代王。生年は不明~ 475年。在位は455年~475年。蓋鹵王は日本書記では加須利君(かすりのきみ)。雄略の在位は456年~479年、蓋鹵王と雄略はほぼ同…