三日目。 九分から瑞芳へ出たあとは、特急列車で花蓮へ向かう。 乗車券は日本を出発する前に台鉄のウェブサイトから予約・購入し、スマートフォンにもアプリを入れeチケットとして入手しておいた。 列車の発時刻は午後二時前、瑞芳で時間を潰すには間があり過ぎたことから、前日平渓線を辿った際に寄らなかった、隣駅猴硐(ホウトン)へ行ってみることにした。 ここは多くの猫と触れ合える場所として人気があり、CNNの選定した「世界6大猫スポット」の一つに数えられているとのこと。 しかし猴硐駅で下車した乗客は数人しかおらず、駅前のちょっとした広場へ出ても人の姿は疎らである。 そして何と言っても、主役たる猫はいったいどこ…