2009/08/16(日) 【散善三福】観無量寿経「散善顕行縁」の後半には三福が説かれ、その三福を行じて往生する姿を、「正宗分の九品段」で教えられています。散善三福の行は、定善のできない人に説かれたものです。 上上品から上下品までは行福(大乗仏教の善)を励んでいる凡夫の善人 中上品・中中品は戒福(小乗仏教の善)を励んでいる凡夫の善人 中下品は世福(世俗の善)を励んでいる凡夫の善人 下三品は三福のできない悪人下三品の悪人は本来は定善も散善もできないのですが、念仏の教えで往生します。散乱の心で念仏を称えますので、一応、散善の機とされていますが、念仏は定善でも散善でもない、本願他力の行です。一方、三…