天保2年。8月、丸米野村婆1人。(原文がこれだけなので何があったか不明)8月23日熱田の海上で、中山大三郎門弟合武三嶋流の船軍火術試合図火が行われる。図は次に記す。御用人衆の懸りは肥田孫左衛門殿、その他に2人の見分がある。御船奉行御目付その他諸役人もやって来る。珍しいことなので評判となり、人が多く集まる。海では棒杭のあたりまで船を出してもよく、浜座敷の壮観さを沖から見ると、銀の燭台の紅い灯はまるで画をみているようで、集まった群衆の数はどれほどかもわからない。新田堤も桟敷となり、船をびっしり組んで陸のようになり、これほど人が集まったのは未だ聞いたことがない。火術の次第は次の如し。(次第は略)この…