~ 追憶 頼瑠 ~ 「それでさ、 とりあえず動けないようにしてやらないとって思って、 ロー入れようとしたらコイツ、 普通に脛で受けやがってさ……」 「ああ……」 「もうその時点でシロウトじゃないって解ったから、 マジで倒さなきゃって思って、後ろ蹴り入れようとしたんだけど、 それも躱しやがって、 しかもそれと同時に俺の懐に入ってきやがったんだ……。 もう……、手加減してたらコッチが殺られるって思ったから、 レバーに本気の振り打ち入れたあと、 体勢崩して俺から距離が出来たところを、 後ろ回しからの変則縦蹴りで倒した……」 「あ……、そ……、そうなんだ……」 「それでさ……、そこからがまだあるんだよ…