越水さんは新選組、特に沖田総司がお好きなのでしょうねえ。この本の前編っぽい感じで「月下花伝」、それから「恋する新選組」と、沖田総司を主役級に添えた作品を書いています。 この本は、タイムとラベルもので、現代の少女、秋飛(あきひ)が、タイムとラベルして、沖田総司にあい、そして・・・というお話。しかも、少女だった秋飛が、幕末では少年になってしまいます。でも、心の中は少女のままで・・・。ただタイムトラベルして偶然沖田総司と出会ったわけではなくて、総司と秋飛の間には、もっと深い、神聖な縁が結ばれていることが、読んでいくうちにわかります。単なるタイムトラベル小説ではなく、ひとひねり加えてあります。 この本…