久し振りに図書館を利用。小説「遊牧民」 遊牧民の暮らしを丁寧に描いた漫画「乙嫁語り」の作者森薫さんが著作のあとがきで紹介されていてちょっと興味が沸いたので借りてきました。 内容はカザフスタンの建国がメインになっているようなのだけど、広大な土地を治める故なのか?猜疑心の塊のようなハン(君主)とそこから独立していく人々のお話。血で血を洗うというか、争いの数々を語り手が淡々と話していくように進んでいきます。のんびり農耕民族にはちょっとわかりずらい(あ、もちろん昔の日本でも血なまぐさいことはたくさんあったのでしょうが)騎馬民族の根底にある精神性や文化、馬という機動力がある草原では自分達を守る為に必要な…