今回は、人生の中に苦がどうしてあるのか? また、それとどうやって向き合えば良いか? というお話をしようと思う。 苦しみはどうしてあるのか? 世の中というのは本当は、生まれつき平等なんかじゃない。平等というのは実際には、単なる理想論できれいごとだ。 そんなきれいごとを信じられる人は、苦しみを知らない人だけだ。そのように思う人もいるだろう。 それくらい、人が経験する苦楽には個人差があるのが、この世の現実だ。 もちろん自分の選択による失敗もある。けれども、避けられない持って生まれた受難もある。 避けられない受難である場合は、不条理に感じたりするだろう。あるいは、自分の生まれや不運を恨むかもしれない。…