”多摩美術大学大学院修士課程日本画研究領域二年生展”が正式タイトル。 計十二名の作品が並び、一人あて大小合わせて複数点なので、見ごたえもあり。 『荒井颯子』の古風な日本画の構図や表現の中に今っぽい人物や思惑が入り込む〔マッチポイント〕。 期待と物憂げな感情がない交ぜになったような空気が漂って来る『岡千尋』の〔アンビバレント〕。 童話のような世界観を感じる『藤谷なみ』の〔カタルメ〕。 足を止めてじっくりと観たい渇望が湧き上がる作品が幾つか。 標題所の展覧会で久々にああ、来て良かった!と、思わせる展示内容。 会期は~5月2日(日)まで。