写真が好きだ。本書を読んで改めて思う。 最初は「記録」として写真にのこすことがメインだった。 子どもの成長を記録する。 旅行を記録する。 友達との時間を記録する。 とにかくたくさん撮っていた。 撮っているうちに光の場所や構図を考えながら撮るようになった。 子どもが幼稚園に通うようになるとママ友とのコミュニケーションツールとして写真を撮るようになった。「素敵な表情が撮れたから送るね」「この表情素敵だね」なんて会話をしながら、元々人と話すことに多大なエネルギーを使うタイプの私にとって、写真は人づきあいにおける最初のハードルを乗り越えさせてくれる存在だったのだ。 子どもが年中のとき、PTAで広報を担…