日本にある資格の1つで医薬品販売業に従事するために取得しなければならない資格である。国家資格ではなく、都道府県知事が認定する資格である。販売できる医薬品は厚生労働大臣が指定する医薬品以外の医薬品に限られ、薬剤師がいる薬局のように処方箋による調剤をする事は出来ない。薬種商試験の受験資格は高校卒業以上で、3年以上医薬品販売業の実務に従事したものとされる。
富山市内の東新庄に金岡邸という明治期の薬種商の建物が現存していて先日見学していました。薬でも小田原の外郎家は透頂香を小売りをしているので小田原城のすぐそばですが、金岡家は薬そのものではなく薬の材料を商う薬種商で、富山市内でも城のそばではなくどちらかというと郊外の住宅地にあります。 外観を眺めてると屋根の上になにかが載っていて、あれはなんだろう?灯台代わり?などと不思議に思えたのですが、それはいまは横に置いておくとして。 道路に面したところに店があり、多種類の薬の原材料≒薬種を入れる引き出しの多い百味箪笥が目を惹きます。人に見えるのは人形です。 センブリなどの薬草を入れていた引出そのものはたいし…