富山市内の東新庄に金岡邸という明治期の薬種商の建物が現存していて先日見学していました。薬でも小田原の外郎家は透頂香を小売りをしているので小田原城のすぐそばですが、金岡家は薬そのものではなく薬の材料を商う薬種商で、富山市内でも城のそばではなくどちらかというと郊外の住宅地にあります。 外観を眺めてると屋根の上になにかが載っていて、あれはなんだろう?灯台代わり?などと不思議に思えたのですが、それはいまは横に置いておくとして。 道路に面したところに店があり、多種類の薬の原材料≒薬種を入れる引き出しの多い百味箪笥が目を惹きます。人に見えるのは人形です。 センブリなどの薬草を入れていた引出そのものはたいし…