ご存じ第172回直木賞受賞となった伊与原 新氏の「藍を継ぐ海」をようやく読み終えた。まずは伊与原さん、ついに直木賞作家だ!ホントおめでとう!「月まで三キロ」も以前読ませてもらったが、同様にこの淡々と優しく進む展開はなるほどもはや伊与原ワールドとも言える。萩焼、ニホンオオカミ、ウミガメ、隕石、長崎の謎の家などどれもホントほっこりくるいい話なのだ。科学をいい具合に絡ませるのがなるほど巧さなのだろう。特に個人的にはウミガメとオオカミが好きだなぁ〜。なんとなく展開はよめちゃうんだけど、どれもすごく・・・そう”いい話”なのだ。捻くれているせいかなぁ〜。直木賞にしては”いい話すぎる”のがちょっと気になる?…