こんにちは。 ぬい活を楽しみつつ、好きな古典文学を読み味わい、雅楽に親しむ日々が続いている… などと書くと、なんとも優雅な老後の暮らしという感じだけれど、私のやることだから、優雅になどなるはずもない。 老眼で霞む視界に苛立ちながら目を皿のようにして用例を探し、悪鬼の如く辞書を積み上げ引きまくり注釈書などと見比べては「何この語釈ゴミじゃん!」など罵詈雑言を吐きまくり、地名や路程を探して地図上で迷子になり、そもそも若い頃にちゃんと勉強していなかった自分に腹を立て、どうにも納得のいかないことがあれば書斎の亭主を呼びつけて一から十まで講釈させ(というか、一を聞くと十喋られる)。 没頭しているうちは楽し…