こんにちは。 今日は通院等の予定がないので、推しぬいと一緒に、午前中から古典に没頭している。 今日のミッションは、「宇津保物語」から、笛の音色を詠んだ和歌を見つけ出すこと。 雅楽といえば、横笛や篳篥、笙の笛の印象が強いけれど、笛を詠んだ和歌はかなりレアだったりする。 万葉集には三首あるけど、軍隊を整列させるために吹く小角(くだのふえ)の歌と、鹿狩りの時に吹く鹿笛の歌、食用の蟹が笛吹きになることを夢想するという歌で、音楽として奏でられている笛の音の歌は無かった。 古今和歌集と新古今和歌集には、笛の歌が見当たらない。 他の勅撰和歌集では、ぽつぽつ見つかったけれど、笛の調べではなく、贈答品や遺品とし…