こんにちは。 面白いと感じた書籍をご紹介させていただきます。 「虫眼とアニ眼」養老孟司、宮崎駿 新潮文庫 言わずと知れた解剖学者の養老孟司さんと、アニメ映画監督の宮崎駿さんの対談をまとめた書籍です。私はどちらの方も好きなので、大変興味を持って読ませていただきました。お二方はいずれも戦前、戦中生まれであり、且つたいへん博識であり、やはり現代を生きる私とは視点が大きく異なり、凌駕されているものを感じます。 本書の中で私が特に面白さを感じた箇所をいくつか列記します。 ・養老孟司さん 現代社会に、個人として生きている人が、どれだけいると思う。農家は減る、個人商店は減る、自分一人では生きられないとおもっ…