坐禅　座禅

こんにちは。 当然ですが、人には欲があるものです。 かくいう、釈迦も大いなる欲を持つ人だったそうです。 ただし、欲の質には違いがあるそうです。 なんだろう？と思われるかもしれないのですが、こういった内容です。 釈迦の欲は、 「すべての人々を救済したい」 という大いなる欲です。 こうした大いなる欲「大欲」を持っていたそうです。 とても素晴らしく、ただただ頭が下がります。 一方、私のような凡人の欲は以下のものでしょう。 ・いい家に住みたい ・旅行を楽しみたい ・お金持ちになりたい ・出世したい ・美しくなりたい など これらを「小欲」といいます。 なお、二宮尊徳の格言に「凡人は小欲なり。聖人は大欲…

こんにちは。 私がブログを開設し、ちょうど５年が経過しました。 ブログを始めた当初は、とにかく100記事投稿を目指すであるとか、３年を目標に続けてみようなどと考えていましたが、今では300記事を超え、3年もゆうに越えています。 坐禅にまつわるテーマで、それほど記事にさせていただける事があるものかなど考えていたのが杞憂のようです。 いつも思いますが、続けていられるのは、やはり読んでいただける方々がいらっしゃるからで、現に今この記事をお読みいただいているあなたのおかげです。ありがとうございます。 私自身、坐禅を始めるようになって10年以上が経過しましたが、今でも変わらず、坐禅によって心や生活がとと…

こんにちは。 2025年現在は風の時代に移行したとされています。 地の時代から風の時代への移行は、「これからの時代の流れ」を分かりやすく説明する言葉です。この考え方は、占星術の中で生まれたものですが、私たちの社会の変化にも当てはめることができます。 「地の時代」とは、これまで約200年続いてきた、物質や形あるものが大切にされる時代のことを指します。この時代では、お金や土地、建物といった「持っているもの」や「目に見えるもの」が成功や幸せの基準とされていました。たとえば、大きな家を持つことや安定した職業に就くことが重要と考えられていたのです。 一方、「風の時代」は2020年ごろから始まったと言われ…

あけましておめでとうございます。 2025年、私と皆様に幸運が訪れます事をお祈りいたします。 私は、元旦の早朝からやはり坐禅をし、気持ちを新たにしておりました。 やはり寒さの中での坐禅は思考も凍り付くような感覚があり、そうした意味で坐禅に適した時期といえるかもしれません。道元禅師の句にある「冬雪さえて、すずしかりけり」を思い起こします。 また、2日には書初めを称して、写経もしておりました。 意外と知られていないかもしれませんが、写経は最後に自分の願い事を記入することができます。たとえば「家内安全」「病気平癒」「学業成就」といったようなものです。 という訳でなんだかお得感があります(笑) 写経に…

こんにちは。 お読みいただきありがとうございます。 タイトルにもありますが、この2024年9月で、私が坐禅を始めて10年が経過しました。 実のところ、明確にいつ坐禅を始めたか覚えていないのですが、2014年9月には、既に坐禅を始めていた事実があります。 私は朝に10分ほど坐禅をしています。 考えると、坐禅をしている姿勢、呼吸、時間は、10年前も現在も、瓜二つの同じ動作であり、まるで時間を超えて同じ私が存在している感覚をありありと感じる瞬間があります。 10年前も、5年前も、3年前も、ずっと同じく足を組み、背筋を正し、呼吸を調え、頭を空っぽに意識する、この繰り返しでした。どの瞬間も同じ私が存在し…

こんにちは。 不易流行という言葉は、二つの要素で構成されています. 「不易」とは、変化しない、永遠の、恒久的なという意味を持ちます。 「流行」とは、ある時期に一時的に広まる、一般的に受け入れられることを指します。 一見すると正反対の意味ですが、「不易流行」とは、新しい流行の中にも永遠に変わらない本質があるという意味とされています。 現代社会は複雑化し、情報の洪水によって私たちは常に新しい情報にさらされています。このような情報過多の状況では、坐禅が不易流行的な観点から非常に有益であると思います。 まず、坐禅は長い歴史を持つ修行方法であり、その智慧は時代を超越しています。坐禅の基本的な要素である坐…

こんにちは。 私はほぼ毎日、朝に坐禅をしています。 時間にして10-20分程度の事が多いです。 朝に坐禅をすると、どうも目覚めが良いのです。 特に坐禅の呼吸「調息（ちょうそく）」が良いのかもしれないとも思います。呼吸によって全身にしっかりと血液とともに酸素が巡る感覚を想像します。 朝はともすれば、慌ただしい時間です。そそくさと出かける準備をするものです。そして時には寝過ごして時間に余裕のない朝を迎えてしまうこともあります。 そんな焦りの中で出かける支度をする時でも、私はなるべく「とりあえず坐る（坐禅する）」という事を心がけています。 「とりあえず」なので、3分の時もあれば、1分の時もあり、さら…