SHAKALABBITSの略。
釈迦兎とも表記することもある。
旧大映が1961年に発表した日本初の70mm映画。
釈迦の生涯をただなぞっただけの様にも思えるが、しかし当時の大映の技術力の高さを存分に堪能出来るので中々侮れない作品。
以前パイオニアが発売したレーザーディスクはインター・ポジフィルムからのテレシネで、ウットリする大映独特の色彩と質感が絶品。音響もドルビーサラウンドで収録し、当時としてはベストなアイテムであった。今のところDVDの予定は立っていないようである(2005年現在) アジア方面ではDVDが流通しているが、正規の商品かは怪しい。
伊福部昭氏のスコアを東京交響楽団を使いステレオで録音されたが、ロンドンのミキシングスタジオに素材を全部送ったらしく、現在もサントラの発売は叶ってない。ただ、映画スコアと同じモチーフが出てくる交響頌偈「釈迦」は何種類かCDが発売中である。
筋肉少女帯の曲のタイトル。インディーズ時代から歌われていたが、この曲でメジャーデビューした。アルバム『仏陀L』に収録されている。
この曲について大槻ケンヂは、『大槻ケンヂ全詩歌集 花火』(ISBN:4840108153)の中で、次のように書いている。
100回以上ライブで歌ったんじゃないか。でもこの曲だけは飽きることがない。
「シャララシャカシャカ」というシンプルでノリがいいフレーズはライブの時に大いに盛り上がる。
ゴータマ・シッダールタ。仏教の開祖。
釈迦とは、サンスクリット(梵)語のシャーキムニの音訳で、釈迦牟尼(釈迦族の聖者)の略である。仏陀、または釈尊ともいう。
紀元前463年頃、釈迦族の王シュッドーダナ(浄飯王)とその妃マーヤー(摩耶夫人)の間に王子としてカピラ城(カピラヴァストゥ)近くのルンビニー園に生まれ、前383年に死去したとされている*1。
16歳で結婚して妃ヤショーダラーとの間に一子ラーフラをもうけたが、人生苦に直面して29歳で一切を捨て出家した。釈迦は断食を含む苦行の生活をへて苦行の無意義なることを知り、村娘スジャータの捧げる乳粥で体力を回復した後ブダガヤのアシュヴァッタ樹(インド菩提樹)の元で瞑想に耽り、35歳でついに悟りを開いた。鹿野苑で最初の説法を行ったあと、インド各地を遍歴して多数の苦しむ老若男女に法を説き、弟子をつくり民衆を教化した。マガダ国の竹林精舎とコーサラ国の祇園精舎は原始仏教教団の二大拠点である。
80歳のときクシナガラ郊外で2本の沙羅双樹の間に横たわって入滅(ニルヴァーナ)した。遺骸は火葬され、信者に遺骨(仏舎利)が分けられ、塔(ストゥーパ)に納められ、手厚く葬られた。
彼の死後、弟子達によって彼の残した言葉が編纂され、今に伝わっている。
*1:紀元前566-486年頃とする説もある。南方伝承では紀元前624-544頃とする。