【大灯国師の語録に見る葬儀無用論】という記事を書いていた際に、大灯国師が引用した『景徳伝灯録』巻1「迦葉尊者章」に於いて、「金剛舎利」という言葉が出ていることが気になった。今日は、その辺についての記事を書いてみたいと思う。 なお、先の記事で引用した摩訶迦葉尊者の言葉は以下の通りである。 爾の時、迦葉、諸もろの比丘に告ぐ、「仏、已に茶毘す。金剛舎利、我等の事に非ず。我等、宜しく当に法眼を結集して、断絶せしむること無かるべし」。 『景徳伝灯録』巻1「迦葉尊者章」 以上から、迦葉尊者は他の比丘に対して、既に荼毘に付された釈尊の御遺体から得られた「金剛舎利」については、自分達が関わることでは無いとしつ…