椅子に座った、スーパーで特価の大根を買った、 階段を上っている、会社を辞めた、彼に腹が立った、 そこには必ず、それをやっている〝私〟がいる。 しかし、本当はそんなことにはなっていない。 もし、全てのことを私がやっているのであれば、 あそこに椅子がある⇒座りたい⇒まずは右足を出して ⇒次に左足を出して⇒この椅子が安全かを確かめ⇒ 体の向きを変え⇒ゆっくり膝を曲げ⇒腰をおろしてゆく という動作の一つ一つを、このお偉い〝わ・た・し〟が 全て把握していなければならないはずなのだが、 実際には、何も考えず、無意識に椅子に座っている。 人生の全てがこんな感じで進んでいるのに、それを、 私がやっている、みた…