私が仕事を現役でやっていた時代のこと。 属していた会社から時間やコストや人員を削減し、スキルアップ及び少数精鋭と言う言葉で仕事をさせられた。 少数精鋭という言葉の響きはいい感じに聞こえるが手短に言えば個人の負担を増やすことだ。 熟練した技術者が自ずと自然に高度なスキルを身につけることはある。 しかし、それを作為的に目指すのは意味が違う。 大谷選手は自らの歴史と元々の個人スキルが基礎にある。 小柄で筋肉質ではない女性的な選手にそういう高みを目指す課題を与えても無謀だろう。 しかし、表面的な印象で「それができる」と安易に判断するのが今の経営者の癖とも言えそうな気がする。 私がいた会社がそうだった。…