幼い子どもたちは、誰もが自然と「ワンネス(すべてはひとつ)」の中で生きています。 しかし成長とともに「個」という意識が芽生え、次第に分離の世界へと引き込まれていきます。 わたしたち人間はこの世に生まれてから、知らず知らずのうちに多くの規制や制限、さらには自分のものではない価値観を身にまといながら生きています。 たとえば、生まれ育った家庭に代々伝わる独特の価値観や、親の人生観・教育方針など、 「医者や弁護士になれば成功できる」 「公務員なら一生安泰」 「家業を継いでほしい」 ……といった親の願いや期待が、わたしたちの内側にいつの間にか深くしみ込んでいきます。 さらに、両親の心理状態や未解決の感情…