※この記事は過去生探索を元にした小説もどきです。私の体験結果を元に描いていますがあくまでも「小説」としてお読みいただけますと幸いです。 前話 hekireido-spi.hatenablog.com それから数年が過ぎた。 成人を迎え、一人前と認められた蘭に、養父はその日の夕餉の席で切り出した。 「蘭ももう成人だ。そろそろ妻の一人くらい娶ってもよい頃だろう」 「いえ、私などまだまだ若輩者にございます……ですが、義父上。差し出がましいとは承知のうえで、一つご提案申し上げたく存じます」 「ほう。もしや娶りたい姫でもいるのか? お前もなかなか隅に置けぬな」 「いえ、そのようなことは……」 「どこの家…