古代の占いは「前兆」「夢」「数」「星」に因るものであり、世界に起こる事象全般が偶然ではなく、必然に支配されていると考えるものばかりである。これはモラルや主体性・個人意識・自我、そして社会背景によって奔流の中で起こりうるノエマなので多様性がないのだが、これはこれでやはり相当に深い思考が宿っている。地水火風の4大・12宮・7惑星から判別する占いが占星術の元であり、数秘術にも発展した。殊に三角形と円、そして和音の不思議には「神の意思」が現れているに違いなく、これが読み解ける“選ばれし者”には、神の権威である奇跡が行える筈だったのだ。勿論、風水と同源である。