春も深まり、山の輪郭がやわらかく霞みはじめる頃、卦の中にもまた、ひとつの静かな流れが生まれようとしていました。 世爻にあたるのは「妻財辰土」。これは、私自身――経営者としてのわたしを象徴します。そして、動爻として現れたのは「父母子水」。これは仇神の位置にあり、同時に、申・子・辰の三合水局を形成しようとする配置でもありました。 静かな流れが生まれるとき、合作の兆し 一見すると、勢いのある水の気が会社を取り囲むように広がり、その波に私自身(辰土)も巻き込まれているようにも見えます。父母は「会社」や「制度」、「契約」「文書」「知識」などを意味します。それが動き、流れを生み出し、私を合して引き込もうと…