夜風にあたるつもりが、気づけば日経平均は41,000円台に乗せていた。 「これは夢か?」 いや、夢じゃない。米国の関税が15%に引き下げられた現実だ。しかも、日米合意の中身を覗いてみると──最大5500億ドルの政府系金融機関による出資・融資・融資保証の3点セットが並んでいた。 初めてこれを目にした時、思わず笑ってしまったよ。 「あれ?これってソフ○バンクで見たことあるやつじゃ……」 そう、投資家の間では「これはもう官製ハゲバン」との声が広がっている。表向きは戦略産業支援。でも中身は未来の負債を匂わせるレバレッジ構造。政府が直接カネを出すわけではないが、焦げ付けば結局は税金で穴埋めというお決まり…