物質の構造・性質・変化・相互作用について研究する自然科学の一分野。ばけがく。ケミストリー。舎密学(せいみがく)。 古代の錬金術から発展したと言われている。 無機化学と有機化学と理論化学(物理化学)に大別される. また、純粋化学と応用化学に二分される。 現在は物理学・生物学・工学などと密接に連携して研究がなされている。 関連語:二文字キーワード
教授は黒板に戻り、こう書いた。 気体の体積比 ミナは言った。 「体積比?」 「はい」 教授は言った。 「気体どうしが反応するとき、体積の比が簡単な整数比になることが知られていました」 レンが言った。 「水素2体積と酸素1体積が反応して、水蒸気2体積ができる、というような関係ですね」 教授は黒板に書いた。 2体積の水素 + 1体積の酸素 ↓ 2体積の水蒸気 ミナは言った。 「2、1、2。たしかにきれいです」 「このきれいな比を説明するには、原子と分子を区別する必要がありました」 教授は言った。
卵パック。 それは家庭ごみの一つとしてありふれたものだと思います。 卵を買わない家庭なら出ないかもしれませんが。 しかし中の卵を使い終わればもうゴミでしかありません。 自治体によっては回収してくれる場所もあるので、そこに出して処理を頼むのが一番手っ取り早いです。 でも自分で捨てなければいけないときは? 容器がプラ製なので手で小さくしても元の形に戻り、形状的にもハサミなどでも切りにくいので苦労すると思います。 一つぐらいならどうってことありませんが、それが二つや三つと重なっていくと無視できなくなります。 そして増えていくゴミ袋の消費......。 しかし卵パックの特徴を理解すると形を小さくしたま…
レンが言った。 「先生、でも食塩はNaClですよね。あれは分子ですか」 教授はミナの方を見た。 「どう思いますか」 ミナは少し考えた。 「NaClだから、ナトリウム1個と塩素1個の分子……ですか?」 教授は首を少し横に振った。 「そこは注意が必要です」 ミナは身を乗り出した。 「違うんですか」 「食塩は、NaClという分子が一つ一つあるというより、ナトリウムイオンと塩化物イオンが規則正しく並んだ結晶として考えます」 黒板に書く。 食塩 Na⁺ と Cl⁻ が多数並んだ結晶 レンが言った。 「NaClは、分子式というより組成式ですね」 ミナはすぐに言った。 「また難しい言葉です」 教授は笑って書…
教授は黒板に新しい二語を書いた。 単体 化合物 ミナは言った。 「これも混乱しやすいです」 「では、分けて考えましょう」 教授は書いた。 単体 1種類の元素だけからできた物質。 化合物 2種類以上の元素からできた物質。 レンが言った。 「H₂やO₂は単体。H₂OやCO₂は化合物ですね」 教授はうなずいた。 ミナは確認した。 「水素分子H₂は、分子だけど単体」 「はい」 「水H₂Oは、分子で、化合物」 「はい」 「酸素O₂は、酸素原子2個だけだから単体」 「その通りです」 黒板にまとめる。 H₂:分子であり、単体 O₂:分子であり、単体 H₂O:分子であり、化合物 CO₂:分子であり、化合物 ミ…
教授は次に書いた。 O O₂ 「酸素も同じです」 ミナは言った。 「Oは酸素原子、O₂は酸素分子」 「はい」 教授はうなずいた。 「空気中にある酸素は、主にO₂という分子として存在しています」 レンが言った。 「そして、オゾンはO₃ですね」 ミナは驚いた。 「酸素原子が3個だと、別の物質になるんですか」 「はい」 教授は言った。 「O₂とO₃は、どちらも酸素原子だけからできていますが、原子の数と結びつき方が違うので、性質が違います」 黒板に書く。 O₂:酸素 O₃:オゾン ミナは言った。 「同じ元素だけでも、違う分子になるんですね」 「そうです」 ミナはノートに書いた。 原子の種類が同じでも、…
大学受験の化学計算は、公式を増やすだけでは安定しません。質量や濃度をいったん物質量へ変換し、反応式の係数比を使ってから求める単位へ戻す、という共通構造を理解する必要があります。 今回の記事では、計算前に整理する四項目、典型問題の手順、誤答の分類方法、本番の確認項目を紹介しています。計算が苦手だと思っている受験生ほど、まず変換の矢印を書いてみてください。 https://risukan.jp/daigaku-kagaku-keisan-mondai-nigate/
教授は黒板に、二つの記号を書いた。 H H₂ ミナは言った。 「ここが混乱します」 「では整理しましょう」 教授は言った。 H 水素原子 H₂ 水素分子 「水素原子Hが2個結びつくと、水素分子H₂になります」 レンが言った。 「水素ガスとして存在するときは、ふつうH₂分子として考えます」 ミナは聞いた。 「じゃあ、水素という元素と、水素分子は違うんですか」 「違います」 教授はうなずいた。 「水素という元素は、原子の種類の名前です。水素分子H₂は、その水素原子が2個結びついてできた粒です」 黒板に書く。 元素名:水素 原子:H 分子:H₂ ミナはノートに大きく書いた。 Hは水素原子。 H₂は水…
教授は次に書いた。 分子 = 原子が結びついてできた粒 ミナは言った。 「原子が集まると分子になる?」 「多くの場合はそうです」 教授は答えた。 「たとえば、水分子は水素原子2個と酸素原子1個が結びついたものです」 黒板に書く。 H₂O = H原子2個 + O原子1個 ミナはうなずいた。 「これはわかります」 教授は続けた。 「二酸化炭素なら、炭素原子1個と酸素原子2個です」 CO₂ = C原子1個 + O原子2個 レンが言った。 「分子は、物質としてふるまう一つのまとまりですね」 「はい」 教授はうなずいた。 ミナはノートに書いた。 分子は、原子が決まった数で結びついたまとまり。
教授はまず、黒板にこう書いた。 原子 = 元素の基本単位 ミナは言った。 「元素の基本単位……」 「はい」 教授は言った。 「水素という元素を考えるとき、その基本になる粒が水素原子です。酸素という元素なら酸素原子、炭素という元素なら炭素原子です」 黒板に書く。 水素原子:H 酸素原子:O 炭素原子:C 窒素原子:N レンが言った。 「元素記号は、原子の種類を表す記号ですね」 「そうです」 教授はうなずいた。 ミナはノートに書いた。 原子は、元素を表す小さな粒。
黒板には、前の章の最後に書かれた問いが残っていた。 原子と分子は、どう違うのか。 ミナはその問いを見つめながら言った。 「先生、正直に言うと、原子と分子って、ときどき混ざります」 教授はうなずいた。 「とても自然なことです」 レンが言った。 「水素原子Hと、水素分子H₂。酸素原子Oと、酸素分子O₂。このあたりが混乱しやすいですね」 「はい」 教授は黒板に二つの言葉を書いた。 原子 分子 「この章では、この二つを整理しましょう」 ミナはペンを構えた。 「お願いします」