①始めに 1959年2月、ロシア・ウラル山脈のディアトロフ峠で9人の登山者が不可解な状況で死亡した行方不明事件がある。 全員が経験豊富な若い学生登山隊だった。 テントは内側から切り裂かれ、彼らは氷点下30度の雪原へ裸足同然で飛び出していた。 遺体の一部には外傷がほとんどないのに、内臓に深刻な損傷があったと記録されている。 なぜ彼らは逃げるようにテントを捨てたのか。 それは自然現象だったのか。 ②発生場所と状況 事件は現在のロシア・スヴェルドロフスク州。 当時、ウラル工科大学の学生ら10人がスキー遠征に出発した。 途中で1人が体調不良で下山し、最終的に9人が山中に残った。 彼らのテントは山の斜面…