アメリカ・アーカンソー州で起きた幼女誘拐事件はおよそ30年後に容疑者が特定された。しかし母親は今も娘の行方を探している。 事件の発生 1995年6月9日(金)午後10時40分頃、オクラホマとの州境にあるアーカンソー州北西部の町アルマの野球場で6歳の少女モーガン・ショーンテル・ニックが何者かに連れ去られた。 その夜、母コリーンは友人の誘いでリトルリーグの試合の応援に出向く予定になっていた。午後5時すぎ、自宅で営む私設託児所で預かっている子どもたちの引き渡しを済ませると、わが子3人をお風呂に入れ、長女モーガンに緑色のガールスカウトの制服Tシャツを着せた。 車で母親(モーガンの祖母)の家に立ち寄って…