前回の年金制度の改正とともに,下記3の法改正が加わることになりました。選択肢が増えることは,必ずしも良い結果を生むとは限りません。換言すれば,それだけ自己責任の範囲が増え,その結果も甘受しなければなりません。 3 確定拠出年金の加入可能要件の見直し(2022年5月) 現在,企業型確定拠出年金(企業型DC)に加入できるのは原則60歳未満です。60歳以降今までと同一事業所に雇用される場合には,規約の定めがあれば65歳未満の年齢まで加入することができます。改正後は,加入している企業で規約変更があれば,60代後半でも企業型DCに加入できるようになります。 また,個人型確定拠出年金(iDeCo)も,加入…