(ラテン語:Regnum Visigothorum、ドイツ語:Reich der Westgoten、415年 - 711年) 西ゴート族が、現在のフランス南部からイベリア半島にあたる地域を支配したゲルマン系王国。はじめはキリスト教アリウス派、のちにカトリックを国教とし、ゲルマン文化・ローマ文化・キリスト教文化を融合させ栄えた。
世界(日本を除く)の皇帝や王、大公などの一覧と、その英語での言い方です。かっこ外の数字は在位年、かっこ内の数字は生没年です。 まだ途中作成中のところがあります。順次アップデートしていきます。
はい、どうもです。 ここでは過去問の解説を大問ごとにまとめております。 今回は 2020年度 関西学院大学 個別日程(文) 世界史 大問Ⅰ 国土回復運動 の解説を行います。それでは見ていきましょう。 大問Ⅰ 国土回復運動 ①ヨーロッパでの農業と商業に関する記述として、誤りを含むものはどれか。 a フランスに創設されたシトー修道会は、大開墾時代を主導した。 b 重量有輪犂による耕作がイタリアを中心に始まった。 c オランダでは風車が建設され、大規模な干拓が行われた。 d フランスのシャンパーニュ地方で大市が開催された。 解説 誤りはb 重量有輪犂は、アルプス以北の重い土壌を深く耕すために作られた…
「神聖ローマ帝国」 なんとも奇妙な国名だ。高校2年の時、世界史を選択した私はこの国名に大いなる疑問を感じた。なぜドイツ王国あるいはドイツ帝国ではないのか!とである。学問的興味というのはどの分野でも素朴な疑問から始まるのではないか。 当時の中世ヨーロッパでは、イギリスはイングランド王国、フランスはフランス王国である。なぜドイツだけがこんな国名なのか?とである。この少年の日の疑問をずっと抱きつつ、歴史とは無縁の仕事を始めていつの間にか中年になってしまった。しかし仕事が軌道に乗り始めてこの疑問を解決すべく勉強を始めて今日まで続いている。 ドイツ中世史はかなり難しい。それは対立軸が多過ぎるからだ。出版…
アルハンブラ宮殿は、チケット必須エリアと無料で見学できるエリアがあります。この記事では無料エリアの見どころスポットをご紹介します。 カルロス5世宮殿前にある大砲 見どころスポット 裁きの門 アルヒベス広場 ぶどう酒の門 カルロス5世宮殿 ナスル朝の家 サンタ・マリア教会 メスキータ浴場 国営ホテル パラドール 交通アクセス アルハンブラ宮殿の無料エリアでは、アルヒベ広場で景色を眺めたり、ぶどう酒の門をくぐってカルロス5世宮殿や教会を見学できます。レアル・デ・ラ・アルハンブラ通りを歩いて、土産屋に立ち寄ってみたり、国営ホテルのパラドールでカフェをするのも楽しいですヨ。 見どころスポット 裁きの門…
鈴木康久「西ゴート王国の遺産」を読む2 外国に門を閉ざし、国内がほどほどに平和であると、国を防衛する力を衰えてしまうようだ。江戸時代のベリー来航時がそうだったし、イスラム勢力が入ってきた時の西ゴート王国もそうだった。711年滅亡。 イスラム勢力に負けて王国を失ってしまったので西ゴート王国の人々は人頭税を支払う義務を負った。しかしながら信じる宗教については寛容な政策がとられたので、キリスト教徒もユダヤ教徒も改宗を迫られたわけではなかった。 西ゴート王国滅亡から7年後、718年ペラーヨがアスティリア王国を興す、722年にペラーヨはイスラム勢力に勝利しており、この時からレコンキスタが開始されたとされ…
鈴木康久「西ゴート王国の遺産」を読む1 ピレネー山脈より西、現在スペインやポルトガルがある地域の歴史は、イスラム勢力とカトリックが入れ替わったり、国の名前もコロコロ変わって、単線型ではない。本書はケルト(セルト)人と原住民のイベロ人の混血であるセルティベロ族の成立から始めている。その後地中海沿岸ではフェニキア人やローマ人、ギリシア人が植民都市を築いて、勢力争いを繰り広げていたので、有名なローマとカルタゴのポエニ戦争やハニンバル(アニバル)将軍のことが語られる。 私たちが普段慣れ親しんでいる発音が、本書ではスペイン語の発音で語られるため、文中のカタカナ表記を( )書きすることにしました。 最近世…
スペイン史10講 (岩波新書 新赤版 1896) 作者:立石 博高 岩波書店 Amazon キリスト教勢力とイスラーム勢力とが対峙・共存した中世、「太陽の沈まぬ帝国」を築きあげた近世──ヨーロッパとアフリカ、地中海と大西洋という四つの世界が出会う場として、独特な歩みを刻してきたスペイン。芸術・文化・宗教や、多様な地域性に由来する複合的国家形成にも着目して、個性あふれるその通史を描く。 第1講 「スペイン」の歴史の始まり 黎明期~4世紀 1 イベリア半島の地政学的位置 2 先史時代のイベリア半島 3 古代地中海世界とイベリア半島 4 ローマ帝国と「ヒスパニア」の形成 第2講 西ゴート王国からアン…
誕生 分割 統一 再分割 Wikipediaより クローヴィス1世[注釈 2](クローヴィス1せい、仏: Clovis Premier, フランス語発音: [klɔ.vis] 発音例 独:Chlodwig I. ,466年頃 - 511年11月27日)は、メロヴィング朝フランク王国の初代国王(在位481年- 511年)である。日本では大半の書籍[注釈 3]でクローヴィス1世の表記が用いられる。 出生地 トゥルネー(ベルギー) トゥルネー(フランス語: Tournai[tuʁnɛ]、ピカルディ語: Tornai、ワロン語: Tornè [tɔʀnɛ] ( 音声ファイル))、ドールニク[1][2]…
今回は、前回初めて登場したウマイヤ朝について詳しく見ていくとともに、ウマイヤ朝に代わって成立することになるアッバース朝についても解説していきます。どちらも有名なイスラーム国家として知られています。 →661年に成立したウマイヤ朝は8世紀初め、東西に拡大を始めた。 →711年にはイベリア半島(現在のスペイン)に侵入し、西ゴート王国(近いうちに解説)を滅ぼした。 →その後、西ローマ帝国の後釜であるフランク王国とも戦ったが、732年にトゥール・ポワティエ間の戦いで敗北しフランス方面への拡大は失敗した。 →国家の支配階級となったアラブ人たちは支配下の異民族に対してのみジズヤ(人頭税)とハラージュ(地租…
10/5 コルドバ ザフラー宮殿を後にして、コルドバ市内へ。 一旦宿に荷物を置いて、メスキータなどを見に行く。 宿はこちら オスタル マエストレ Google マップ 途中まで大通りを走っていて楽だったのだが、ナビの指示に従って走っていたら、旧市街のものすごく狭い道に案内され、仕方なく切り返した。 Google マップ 切り返しの間、地元民や観光客から壁にぶつけないよう声がけをしてもらった。 助けてくれた人たち、本当にありがとう 一旦旧市街の外まで行き、今度はナビではなくGoogleマップのルートで行くことに。 優秀なナビだったが、やらかしてくれた。 コルドバの城壁を横目に、再度旧市街に突入。…
はじめに 文科省がしきりに「学力の3要素」と言う今日この頃、私立大学の世界史入試問題の変化について検証します。今回は同志社大学です。 www.doshisha.ac.jp 私大専願者の憧れかつ難関国立大学の併願先として関西私立大学の生態系の長に君臨する同志社大学ですが、世界史の問題は基本教科書準拠、旧センター試験で8割以上得点できる人はその蓄積に私立的な知識を追加すれば合格点が取れる難易度です。 合格者平均点は以下の表のとおり8割を超える日が続出です。世界史では差をつけられない、ミスすれば即アウトという世界です。( д) ゚ ゚ 参考 2年分の受験者平均点と合格者平均点 2月5日 文系全学2月…
10/4 メリダ・ローマ円形競技場 Circo Romano de Mérida 前日は川沿いを見てまわったのでメリダ2日目は川から離れたところを見てまわる。 9時開館のところが多いので開館時間ちょうどを狙って歩いていく。この時間帯はとても涼しい。20℃前後。 円形競技場はメリダの町の北東にある。 Google マップ Circoはスペイン語でサーカスとか円形競技場を意味する。ラテン語だとCircus。サーキットの語源だ。ギリシア方面ではヒッポドロームという。 古代の競馬場。走るのは単騎ではなく4頭繋いだ戦車(チャリオット)なのだが、まあやってることは同じく馬のレースだ。 ゲート方向 奥の方で…
10/1 トレドへ トレドは西ゴート王国の首都で、古都なので奈良と姉妹都市になっているようだ。旧市街全体が世界遺産にもなっているらしい。知らなかった。 トレドに行くのも2回目。1度目は小学生の頃家族旅行で行ったら、クラスメートの家族も同じ宿に泊まっていて、夕飯の後テラスでばったり会ったのを覚えている。今回泊まる宿も同じ宿だ。 ヘタフェからトレドまでは1時間程度で着く。 前日は日が昇る前に出発したが、この日は日の出を見てから出発した。 トレドへ 1時間もかからずに着いた。 公営の駐車場に停めた。タダ。 Google マップ 奥に見えるのが旧市街の外壁とアルカサル(中央左の大きい建物) 駐車場から…
アフィリエイト広告を利用しています ## ユスティニアヌス1世とは誰か?ユスティニアヌス1世とは、東ローマ帝国の最盛期を築いた皇帝で、西ローマ帝国の領土の一部を回復し、ローマ法を集成し、ハギア・ソフィア大聖堂などの壮麗な建築物を建てた人物です。彼は482年か483年にイリュリアの農民の家に生まれましたが、叔父のユスティヌス1世によってコンスタンティノープルに招かれて教育を受け、軍人や政治家として活躍しました。527年にユスティヌス1世の後を継いで皇帝に即位し、38年間にわたって統治しました。 ## ユスティニアヌス1世の業績と影響ユスティニアヌス1世の業績と影響は、以下のようなものが挙げられま…
フランク王国の発展 動画 YouTube https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=SZeMdwrEYP4 カール大帝の時代のフランク王国 フランク王国をわかりやすく解説 2022年7月31日 やさしい世界史 ●フランク王国を強大化 ピピンの子、カール大帝の時代にフランク王国はより強大化し、国土を広げました。 カール大帝はイタリアのランゴバルド王国を征服し、さらに東のモンゴル系民族アヴァール人も撃退しました。 https://easy-sekaishi.com/francia/ 一冊でわかるドイツ史 【目次】 プロローグ 1 始まりはフランク王国 …