DOI: 10.1016/j.anl.2023.04.010 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 【目的】感染後嗅覚障害(PIOD)に対して、ビタミンB12(メコバラミン)と比較して、当帰芍薬散が有効かどうかを判断する。 【方法】無作為化非盲検臨床試験を実施した。2016年から2020年にかけて17の病院・クリニックに登録されたPIOD患者をランダムに2群に分け、当帰芍薬散またはメコバラミンを24週間投与した。その嗅覚機能をインタビューとT&Tオルファクトメトリーで調べた。嗅覚機能障害の改善度は、日本鼻科学会の基準に従って評価した。 【結果】全体として、82例のPIOD患者がこの研…